がんちゃん

トロイのがんちゃんのレビュー・感想・評価

トロイ(2004年製作の映画)
4.0
好きなブラピ映画第4位

ブラピ史上最高にマッシブな肉体美!神をも恐れぬその所業!語られる言葉全てが名言!というイケメンすぎる英霊の物語。

古代ギリシアの叙事詩『イーリアス』から大幅にストーリー改変したため批評家からは酷評されたが、多分殆どのアメリカ人は(俺も)ギリシャ神話など読んでないので興行的にはヒット。そもそも3000年前に作られたお話に正しいもクソもない気が…。
また「神様が登場しない」と咎める向きもあるが、実写作品に神様が出てきたら大事故になると思うのね。『勇者ヨシヒコ』の佐藤二朗かと。もはやコントですよ。

豪華キャストによるドラマパートもさることながら、男子を夢中にさせるのはやはりギリシア・トロイア両軍の英雄同士によるタイマン勝負だろう。モニター越しに数百単位での殺戮を行う現代の戦争に比べると、古代の戦士たちの正々堂々たる戦いぶりはさながらスポーツのようにすら見える。さすがオリンピック発祥の地といえる。
そしてブラピのアクションにも注目。「俊足のアキレウス」という伝説の通りフットワークで相手を翻弄する。この動きが非常に特徴的で、はっきりいってちょいダサめ。しかし実はこれがのちの伏線になっているというから驚く。2004年公開時の私は高校生だったが、体育の時間に「アキレスごっこ」と称して友達の首すじをつつき合ったのを覚えている。

■明日使える名ゼリフ■
【第3位:そんなことでは名を残せんぞ】
→冒頭、戦いを恐れる従者の少年に放った人生観の違いすぎる一言。

【第2位:獅子と人間は取り決めなどしない】
→仲間を殺された怒りで人間をやめたアキレス。ルールを無視したいときに使おう。

【第1位:神々は羨んでいる…人の命に限りがあることを】
→終わりがあるから、全ては美しい。
神に仕える高貴な娘を誘拐したうえ合意の上で抱ける男、アキレス。文学的な口説き文句で単なる戦闘バカではないことをアピール。巫女さんに恋したときに使おう。
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