黄推しバナナ

ORGAN/オルガンの黄推しバナナのレビュー・感想・評価

ORGAN/オルガン(1996年製作の映画)
3.0

これは一言でいうと🤔

エロ〜グロ〜アッセンブル〜👏

エログロに全く抵抗のない人はどうぞ☝️

少しでも抵抗がある人は見ないで下さい☝️

もう少し詳しく知りたい方は
下記をどうぞ🙇





監督
不二稿京(藤原京)
脚本
不二稿京(藤原京)
出演者
不二稿京(藤原京)
奈佐健臣
古本隆明
長谷川公彦
塔嶌靖之
広田レオナ


【物語】

闇の不法臓器売買組織を追う沼田刑事はある夜アジトに潜入し、瀕死の青年が生きながらに臓器を取り出される残虐な光景を目にする…
沼田は不覚にも薬物を注射され混乱のなかで組織のアジトの中を逃げ惑う…アジトが火事になり命からがら沼田は逃げ延びるも不法臓器売買組織の主犯格・ヨウコと佐伯を取り逃がし相棒の戸坂も見殺しにしてしまう…
数日後、不法臓器売買組織の主犯格・ヨウコと佐伯と行方不明になった戸坂の行方を追う沼田の姿があった…

【キャラ構成】

沼田刑事(奈佐健臣)
=主人公、不法臓器売買組織を追う刑事、上司の命令を無視して不法臓器売買組織を追ったため警察を解雇処分される

戸坂刑事(古本隆明)
=沼田の相棒、不法臓器売買組織を追う刑事、物語の冒頭で消息不明に、シンジと言う双子の弟がいる、弟(古本隆明)は兄の消息を追う

佐伯(長谷川公彦)
=女子高の生物の先生、不法臓器売買組織、幼少期に母に虐待を受け腹を裂かれ重症、未だに傷は癒えていない、サイコパス

片目のヨウコ(不二稿京)
=不法臓器売買組織、佐伯の姉、幼少期に母に虐待を受け左目を失う重症

運び屋の安田(塔嶌靖之)
=闇医者、瀕死の重傷患者を不法臓器売買組織に回す運び屋、金城組と繋がり有り

生活指導の女教師(広田レオナ)
=佐伯の行動を怪しむ教師

中西日出男(菅田俊)
=幼いヨウコと佐伯の姉弟を幼児虐待の母親から引き取って育てた、金城組の恩田とは893の兄弟関係に当たる

金城組の恩田(沢田遊吾)
=金城組の組員、不法臓器売買組織との繋がり有り、不法臓器売買組織に生きの良い素材を横流しする

横山(?)
=恩田の部下、特攻隊長

高木刑事(大久保了)
=四谷北署の刑事、金城組の恩田と賄賂で繋がり有り、悪に手を染める、相棒は戸坂(弟)、沼田嫌い

まだらの茂(吉岡成明)
=片目のヨウコの手下

死体の青年(石原康次)
=ストーリー冒頭に暴走族のリンチにあう

死体の女子高生・斉藤(金濱夏世)
=佐伯による第1の犠牲者

女子高生・木下(春田和子)
=佐伯による第2の犠牲者

石川刑事(野村治)
=沼田の自宅に押し入る

片目の刑事(石川純)
=沼田の自宅に押し入り女房を寝取る

沼田の女房(山田桃子)
=片目の刑事に侵される、布団に寝しょんべん

沼田の息子(奈佐薫) 
=ゲームボーイに夢中

佐伯の母親(中村恵美子)
=村長の2番目の子供、過去の回想


カットと繋ぎが荒削りな為かストーリーがあまり入ってこず、人物像も深掘りせず&多人数キャラ出てくるため、掴みどころも難しいため何度も鑑賞して全体を把握する必要がある。また“フェティシズム”をコレでもかと言わんばかりに入れているため鑑賞者に対して物語のストーリー&キャラ設定の混乱と間延び起こっている…

混乱する点その❶
物語での語られない矛盾…

☑ 片目のヨウコが冒頭では弟の佐伯ジュンイチの事を“先生”と呼ぶが後半は名前で呼ぶのは何故なのか

☑ どういった経緯で沼田は執念深く不法臓器売買組織を追っているのか

☑ 戸坂(兄)は臓器を取られている青年に対して命を投げ出してまで危ない橋を渡ったのか

☑ 何故、沼田は戸坂(兄)幻影を見るのか

☑ 何故、沼田は戸坂(兄)が生きていると確信して消息を追っているのか

☑ 高木が沼田に対して“そこの板戸壊したのあんただろ”→“あんた”と他人行儀から一転して“沼田”と言うが、知り合いなら“あんた”ではなく“お前”では

☑ 中西の潜伏場所が不明確、建設会社の社宅なのか、全く関係ない古びたアパートなのか

☑ 中西は何故、幼いヨウコと佐伯の姉弟を幼児虐待の母親から引き取って育てたのか

☑ 女子高生・木下と生活指導員の女教師は佐伯に近付き自殺行為をしたのか

☑ 石川刑事と片目の刑事は何故、沼田の自宅に押し入ったのか

☑ 何故、金城組 vs 不法臓器売買組織 vs 沼田 vs 戸坂(弟)になったのか

などなど…


【構図】

相棒の戸坂(兄)を連れ去った不法臓器売買組織の佐伯を追う沼田の物語…


       戸坂(兄)
   ↗   (行方不明)
沼田 (行方を追う)
        ↑
  ↓(捜査) 戸坂(弟)

不法臓器売買組織
 まだらの茂
      女子高生・斉藤、木下
      生活指導員の女教師
      母親
       ↑(犠牲者)

       佐伯
       ヨウコ

↑(闇商売仲間) ↑

金城組   (育ての親)
 恩田   ← 中西
   (兄弟の盃)
 安田
 横山

↑(癒着関係)

高木刑事
石川刑事
片目の刑事

混乱する点その❷
話の端々に入れてくる“フェティシズム”


暗闇に光る車のヘッドライト
血まみれの体
無造作に拭い取られた血の跡
死体が入っていたであろう血が付いたビニールシート
腹を割いてはみ出ている臓器
眼帯
ミンチになった人間
廃車原チャリと生い茂った草むら
町工場のプレス機のSE
錆びれた鉄塊
脂ぎった体
蝶々の標本
蝶々の蛹
女子高生
生臭いミドリガメ
ヨダレ
夕日
古びた昭和のアパート
膿の溜まった傷口
畳と人妻
泥濘

蝉の鳴き声


ピンク

それと同等の感性を持っていたら分かると思うのだが色々な“フェティシズム”作品を見て来た知識での抜粋になります…

その他に、

生卵
練乳

ブランコ
団地
ネオン
粘膜
チェリーパイ
水道蛇口
触手
チュッパチャップス
パピコ
マックシェイク
咀嚼音
ゴム手袋
蚊帳
浴衣
着物

などなど…

これは考察だが

“フェティシズム”を表現する上で“物語”を後付した感が否めない…
と言う事は、

見て考える作品ではなく

感じ取る作品である

と考えられる!

私はレビューに記入するため4度に渡って鑑賞しましたが(初見に1回+4回=5回鑑賞)…

頭がバグりました…

😫

😫

🤮

チーン…


人を選ぶ作品なので心して見よ!
黄推しバナナ

黄推しバナナ