このレビューはネタバレを含みます
ゴアゴアのゴアと地球がめちゃくちゃになる絶望感がヒシヒシと伝わってきて良い
こういう短編って知らない俳優ばかりだと出来が良くても作品として見辛くなったりするのだけれども、シガニー・ウィーバーがいることで、めちゃくちゃ画面が締まる
面白いか面白くないか?と聞かれたら、「これだけじゃわからんくね?」みたいな内容しかないが、そこは深読みで内容を自分で補足していくしかない
ていうかいくら考察しても三十分あってしっかりまとめた融合体と比べると、第一話のエンタメ性はかなり低い。
結局未来視をえているという男性がだんだんとエイリアンのような瞳に変わっていくのは改造の影響でエイリアンと人間の中間のような存在になった、というかどちらでもないことを指し示している。
そして、エイリアンもシガニーもどちらも立場が違うだけで結局自分は永遠に都合よく使われる、そう感じてしまうくらい先の未来が見えたのかもしれない
演者がアフリカ系のように見える顔立ちなのもそうした暗い暗喩を感じさせる要因なのかもしれない……。