アルマダ

クワイエット・プレイスのアルマダのレビュー・感想・評価

クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)
3.8
音を立ててしまったらお終い。
何も考えずに映画館に入り適当に選んで見たのですがとても面白い作品でした。
音を立ててしまったら命が危険にさらされてしまうので音を立てないように生活する家族。登場人物が音を立てないように生活していてこっちまで音を立てては行けないような雰囲気に包まれます。(劇場では静かにするのが当たり前ですが)
また、音を出せないということは大切な人を失った時でも悲泣の声をあげることができないということ。これが一番辛いです。感情に身を任せてしまうと待っているのは死。そこには残酷な世界が描かれていました。
音を立ててはいけないをコンセプトにしているため劇場内は非常に静かであり音に集中できる。そのため、この作品の音を巧みに使い恐怖を演出する面と非常に相性がよかった。その効果は普段あまり驚かない私ですが思わず飛び跳ねてしまうほどでした。
ツッコミどころもありますが音で恐怖を演出する技術が素晴らしく目や耳などの五感で楽しめる作品でした。
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