二式

ハンターキラー 潜航せよの二式のレビュー・感想・評価

ハンターキラー 潜航せよ(2018年製作の映画)
3.8
ロシアのクーデターを米兵が止めるというトンデモな話。始まってすぐに事件が起こり、登場人物の説明もほとんどなく潜水艦が出港して物語が始まる。その後も、色々起こる事態に対して細かい説明はなく、こちらの考える隙を与えないかのようにテンポよく話が展開される。この異常なスピード感と2時間ない上映時間は、爽快感もあってすごく良かった。

海の中の潜水艦と地上の特殊部隊の二つが交互に描かれるが、そのバランスが良かった。クーデターが分かってからの、敵にバレないように大統領に近づくステルスミッションと大統領に会ってからの少し派手めなアクション。水中と地上で同じミッションであるが、それぞれのシュチュエーションを生かし、どれも適度な緊迫感のあるものになっている。テンポの良さもあって、終始緊張感を失うこともなく、最初から最後までずっとハラハラできて楽しい。

真面目に考えると無茶苦茶な話だし、キャラ造形がステレオタイプすぎたり、ラストとかうまく行き過ぎと思うところもある。でも、深く考えずに見れて普通に面白かった。
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