"人はいつだって今足りてないものが1番好きなんだ"
"なんて贅沢な地獄だろうって思うけど、結局地獄は地獄なの。"
"アキ、お前はお前だ"
【STORY】
売れない孤独な女優アキは、バーで出会った優しくミステリアスな写真家カイトに恋をするが、カイトはまもなくいなくなってしまい…
アキの現在・回想・幻想が、独特の演出の中に入り乱れていく。
【一言まとめ】
●最高に好みな世界観!
●色々な映画のいいとこ取りを独自に昇華!
●短時間で高橋一生の魅力が溢れる
【感想】
《二宮健監督3貫》2貫目
最っっ高に好みな世界観でした。
『CLIMAX』を彷彿させる暗がりの色合いやクラブの狂気。
『パプリカ』が頭をよぎるような世界観や、鳴り響く電子音楽。
『キング・オブ・コメディ』のような「どこまで現実??」感。
終盤は『BIRDS OF PREY』を思わせるような派手でカラフルな演出があったり。
ちょっぴり『マーターズ』が思い浮かぶようなシーンも。笑
僕も大好きな色々な映画の要素を感じさせつつ、唯一無二の作品として昇華した素晴らしい作品でした。
そこまで長時間出てくるわけではないのに、高橋一生の魅力が溢れまくっていて惚れ惚れしました。あの優しい喋り方と笑顔。アキが一瞬で目を奪われてしまったのも頷けます。
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観た回数:1回
直近の鑑賞:U-NEXT(20.10.19)