【REVIEW】
なんでこんなに微妙になってしまったんだろう。脚本は全然悪くないと思う。
「1作目がなぜ猿の惑星になっているか」という部分にも繋がっていて収まりのいい展開だし、結局は和平ではなく復讐じみた支配関係の逆転になってしまうというのも文明種族ならではの愚かさ・醜さとして頷かされるものがある。
ただ、余韻も何もないのは、急激な展開ゆえだと思う。もう少し徐々に燃やしていってもよかった争いの炎が、突然燃え上がってすぐ終わってしまう。撮影もこだわられたようには正直思えないし、編集もなんだかのんびりしていてテンポが悪い。猿の見た目もみんな似ていてあまりに無個性的だし、シーザー&その他でしかないのが他の作品に比べてもキャラクター性に欠ける印象。
あと、やっぱり「猿が話すか話さないか」というトピックだけで引き伸ばしすぎだし、長編映画1本分のネタが特になかったんだろうなぁ、と感じる。
音楽は独特のサウンドで聴いていて楽しかった。
で、もうこれで1作目の設定に綺麗に繋がる気がするのにまだ5作目があるな?どうなるんだろう。心配だ。
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観た回数:1回
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【星つけた際の"個人的"評価・好み】
※作品のウリじゃなさそうな部分、判断しにくい部分は「-」
総合点54pt/100pt 星換算★★☆2.7
95=スタンディングオベーション/90=大拍手/80=最高!/70=すごい!/60=良い/50=不足なし/40=あと一歩欲しい/30=うーん/20=さすがにちょっと/10=Z級
《配点》
★好み(主観によるただの好み・印象の強さ)
43pt/100pt
★監督(コンセプト・元ネタ選定・主題・固有演出)
45pt/100pt
★脚本(設定・起承転結・言葉・脚本でのテンポ)
68pt/100pt
★撮影(構図・カメラワーク・撮影での映像美)
50pt/100pt
★演技(演技力・役作り・演技のインパクト)
50pt/100pt
★編集(カット・編集でのテンポ・音ハメ)
52pt/100pt
★音響(録音・音響)
50pt/100pt
★音楽(サントラ・歌曲)
69pt/100pt
★美術(キャラデザ・衣装&メイク・セット)
60pt/100pt
★配役(キャスティング)
60pt/100pt
★VFX(VFXのクオリティ・VFXでの映像美)
50pt/100pt