公開当初、劇場に観に行き、
半分以上眠りこけてしまい、
改めて観直し。今度は自宅で。
フジコさんの今を写し、
フジコさん自身が過去を回顧する、
多分そんな作品。
音楽のことを詳しくないけれど、
フジコさんのピアノは
ロマンティックな部分があって
魅力的だなぁと思う。
そして画面からから受けた印象は孤独。
彼女自身はそうは思っていないかもだし、
そうでなかったら良いなぁとも思う。
ただ、なんていうかな。
彼女のことをNo. 1に大事に思っている人が
この世界のどこにもいなさそうに感じた。
才能も名声もお金もセンスもあるのに、
寂しそうだなって思った。
そして思い出した。
4年前に鑑賞した時、
素敵な音色を聴いて、
彼女のこだわりの暮らしを観て、
ホクホクした気持ちになる予定だったけれど
どんよりした気持ちで帰宅したことを。
(半分以上寝てたんですけどね)
今回は通してきちんと観たのだけど
(まぁそれが当然なんですけどね)
同じ印象だった。
わたしはこの映画の伝えたいことを
正しく受け止めれてないんだろうなぁと
なんとなく思った次第です。
辛さや寂しさを抱えている故に生まれる
「うっとりとしたピアノ」
だからこそ惹きつれられるのかもしれないな。
という個人的解釈。