しらが

トップガン マーヴェリックのしらがのネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

前作から約30年後、マーヴェリックの次なるミッションは、「谷あいにあるウラン濃縮施設を稼働前に破壊する」こと。そこは無数の地対空ミサイルが待ち受けており、複雑な地形の山脈を超低空で飛行しつつ、目標を破壊する必要がある。
限りなく不可能に近いミッションを遂行するために集められたのは、エリートパイロット養成学校「トップガン」の卒業生たち。マーヴェリックは彼らの教官としてトップガンにカムバックするが、そこには亡き相棒グースの息子ブラッドリー(ルースター)の姿が。
果たしてマーヴェリックは、誰も死なせず帰還することができるのか…。

かなり久しぶりにIMAXシアターで鑑賞したけれど、足を運んだ甲斐があった。
前作オマージュのイントロからエンジンの轟音が響き渡り、訓練シーンから任務本番、ラストのドッグファイトまで、IMAXの画角をフルに生かしたダイナミックな映像の連続で、没入度が凄い。
トム・クルーズはいくつになっても妥協しないね。戦闘機に乗ってるときの表情のガチさが半端なくて、真に迫るものがある。

ドラマ部分についても、マーヴェリックとルースターの微妙な距離感や、シングルマザーの元カノとのやりとり、アイスマンとの交流が続いている描写など、無理なく自然に盛り込まれていて良かった。

現場主義のマーヴェリックが、言葉でなく行動で指導をする様子は何とも彼らしいなと思った。
任務本番でマーヴェリック機が撃墜されてからの流れは、ミッション・インポッシブル感があったけど良い感じ。

私は前作ドンピシャの世代ではないけれど、それでもここまで楽しめたので、前作をリアルタイムで鑑賞した世代の人の感動はひとしおだろうなあ。
しらが

しらが