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トップガン マーヴェリックのwisteriaのレビュー・感想・評価

4.4
Highway to the danger zone! 🛫

ということで行って参りました!
あいまっくす?それ🍨はそんなに美味しいんですか?というわけでそんな文明の利器など存在しない大都会オカヤマ・シティ民としては、ここはあえての岡山メルパでしょ!オリジナル『トップガン』の80年代の面影を宿す古い古いエレベーター🛗をガタンゴトン震わせながら5階の劇場へと昇る。F14戦闘機の乗り心地ももかくや。消灯しても足元にほのかな灯りの残るいまどきのやわなシネコンなんかとは違う、もっともっと深い劇場の暗闇。映画館といえばこれですよこれ。奇しくも元祖『トップガン』と同年作『男たちの挽歌』4Kリマスターの予告編が流れたりして80s気分がさらに高まる。

で、あの一連のオープニング🛫
んー、80sオリジナル完コピやないですか🤣あの時代独特のシンセの感じ、そしてカワサキのバイク、Highway to the danger zone!

しかしこれは単にノスタルジーに浸るだけの同窓会映画ではない。あれから30年以上経ったとは到底思えない若すぎるトムさんマーヴェリックも時代の波には抗えないのか。これからはドローンでしょとか煽られたり、アイスマン(ヴァル・キルマー)といじいじスマホでメッセージをやりとりしたりしている。ヒロインはペニー(ジェニファー・コネリー)、チャーリー(ケリー・マグギリス)ではないのね。。

トムさんもここは年相応に教官、指導者の立場になって、有意の後進へとバトンタッチしていく、そんなしおらしい展開かと思いきや……結局あんたが飛ぶんか〜い✈︎、マヴェちゃんやめへんで〜、からの、そうはならんやろな破茶滅茶な展開の連続に爆笑とそれでも高鳴る胸熱が止まらない、いやー、これぞハリウッド映画、どや、これがエンタメの王道や!という堂々たるカタルシスへと見事なランディングを決める🛬

盛り上げる劇伴はハンス・ジマー、飛行シーンなど格好良い撮影はクラウディオ・ミランダ、主題歌'Hold my hand'はレディ・ガガ、と序盤中盤終盤隙がない陣立て。コシンスキー監督、ほんと実力ありますね〜。これは来月Netflix配信予定のクリス・ヘムズワース主演、同監督作の『スパイダーヘッド』も楽しみです!

この勢いにあやかって『ホット・ショット 』の続編なんかも期待したいところです。チャーリー・シーンもトム・クルーズと同世代ですしね!
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