21世紀を代表するパンチのきいたクソ映画。
もういろいろはちゃめちゃすぎて、ついていけない。別にはちゃめちゃが悪いわけではないが、彼らのポジションと行為と動機が北極と南極くらいに距離がありすぎて、お涙を目論んだらしき結末のアレを含めて完全に機能不全を起こしてる。あらゆるもの全てにおいて、根本この世の倫理に収まる範囲内で決断し動くべきで、恋に落ちたとある現地のウェイトレスから金塊を引き出して欲しいと懇願された一人が仲間を引き込んでチームとして動くとか、正直小学生が書いた脚本ですか！？なにゆえネイビーシールズがという疑問が冒頭(これもまた世のルールを逸脱したものだが)から最後までずっと脳裏にひっついて離れなかった。金塊奪取するなら勝手に個人でやってくれ。
加えて言うなら最後のアメリカばんざーいも正直うざい。っていうか困った時のアレもうやめないか。作り手の甘え以外のなにものでもない。戦争に苦しむ避難民を救うことができるから→金塊引き揚げろ含め、そのお手軽さがリュックベッソン汁というのならばやはりベッソンの実はそれほどでもない才が過大に評価されていると思わずるをえない。
