自信に満ちあふれていた姉はなぜ死んだのか。
姉と似たタイプの女性たちを代弁者とすることで、姉の内側に起こったことを知ろうとする、ちょっと変わった手法のドキュメンタリー。
理想としているあるいはまわりが期待している人物を演じれば演じるほど、現実の自分がかけ離れていく。そのうえ肥大化した自己愛が、彼女を窒息させてしまった。
じゃあ自己愛は悪か。
それもまた違う。
自己愛が存在しなかったら文化というものは存在していない。
自己愛について専門家の先生が言っていた。
「私ってまあまあだよね?」って思ってればいいと。
なんかほっとした(笑)