自我との奇妙な恋の作品情報・感想・評価

自我との奇妙な恋2015年製作の映画)

A Strange Love Affair with Ego

製作国:

上映時間:91分

4.0

「自我との奇妙な恋」に投稿された感想・評価

@山形国際ドキュメンタリー映画祭2017
あずみ

あずみの感想・評価

4.5
山形国際ドキュメンタリー映画祭にて

自分が描きたい人物とよく似ている人達を取り上げることで、描きたい人物の輪郭を浮かび上がらせるという手法が好き
goodbye

goodbyeの感想・評価

4.3
期待通り、面白かった。
本作のあらすじを読んで、憧れの姉の自殺を妹が描くって狂気だろと思っていたのだが、実際の映像は結構痛々しかった。

姉の死因でもあるエゴについて考え、子供らにインタビューをとり、姉の日記や作品を漁る作業は苦痛だったろう。自分が誰なのかもわからなくなりそうであり、想像しただけで吐き気がする。

本作において、どこまでがフィクションで、どこまでがノンフィクションなのか一瞬わからなくなるという点は、監督自身の混乱を観客も味わえる良い構成であったと思う。
まぁまぁ、うまくやっていればいい。理想と現実の狭間で訳が分からなくなる前に、いまの自分が充分であることを認識したいな、と思った。
映画のなかの主人公が、まるで自分のように感じることがあった。
バランス感覚が大切だと監督もおっしゃっていた。
いかに他者を、目に映るものを愛するか、その方がこの世界を生きる上で大切のように感じる。

このレビューはネタバレを含みます

「可愛いものは何でも子宮に入れたくなる」て台詞がイミフすぎて笑った。

てかあの3人はローワンじゃ
なかったんすねー。
ローワンの存在(と彼女が見ていた現実)自体がフィクショナルで、何度かドキュメンタリーでありながら劇映画を観ているような気持ちになった。
姉の姿を追うことで自我との関係性が彼女に与える影響を克明に映し出し、またその一方でパーソナルな話にとどまらず複数人の主人公を持つことでより多様に、そして一歩引いた視点からわたしたちに自我について考えさせてくれる作品だと思う