めかぽしや

ビール・ストリートの恋人たちのめかぽしやのレビュー・感想・評価

-
些細な出来事で白人警官に目を付けられてしまったファニーは
ある日無実であるのにも関わらず
投獄されてしまう。

ファニー22歳、ティッシュ19歳。
2人は幼い頃から一緒に育ち
やがて愛情が芽生えます。
ファニーの投獄とティッシュの妊娠。
ファニーの母親や姉たちはティッシュを認めず
ティッシュの家族は祝福する。

時は1970年代で
黒人の人権は無視されがちな世の中。
ティッシュ達はファニーの無実を証明しようと奔走します。
裁判を起こしたくても黒人被告が多すぎて
なかなか裁判ができません。
日に日にティッシュのお腹は大きくなって
いきます。

全体的にスローテンポで
人間の内面を見つめる映画だったと思います。
淡い黄色がとても印象に残ります。
そして70年代のファッションも
とても良かったです。
ペイズリー柄が流行っていたのかな?

予告で使われていた
Killing me softly はとても好きな曲なので
劇中では使われてなくて少し残念でした。


追記 20190228

ビールストリートは劇中で出てない事を知りました。
たしかに観ていてビールストリートって
目にしなかったな。。
ビールストリートは
昔、黒人の奴隷貿易をする際に
必ず通って行く道で
メンフィスにあります。
If Beale Street Could Talk
の原作小説の邦題は
「ビールストリートに口あらば」
黒人差別の暗喩なのかな?
それが映画邦題
「ビールストリートの恋人たち」
だと紛らわしいですね。
そして本も「ビールストリートの恋人たち」という題で再販してますね。
めかぽしや

めかぽしや