ロイバッティ

スリー・ビルボードのロイバッティのネタバレレビュー・内容・結末

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

けじめの物語。母親、署長、その部下が自分の人生にたいしてどうけじめをつけるかの問題。だから娘の事件の真相究明は実はどうでもいい。
娘の事件とは無関係のレイプ犯を殺すことでけじめをつけようとする形で映画は終わる。
そんなので解決するのか?という疑問には、「乗り気か?」「あんまり」「(殺すかは)道々考えよう」という台詞で答えている。何かをしなければ終われない、そして何かをしても終わらないことを薄々感じている。ということであのラストは十分オチている。唐突も不足もないでしょう。

・母親が基本的に誰に対しても同情、共感せず分断されていることで、次に何が起こるか分からなくさせる。
・ディクソンが看板の所有者を窓から放り投げるシーンの長回しは決まってた。