ぴんぽーん♪
「ちわー、宅急便でっすー」
宅配便のおにーさんだ。
開明獣「はろー。おにーさんは、願いが一つかなうとしたら、何を願いまふか?」
宅配便「ん?一刻も早くここから立ち去ることっすかね?年末で忙しいんで、さ、ここ、サインしてくれますか?」
さみしい😞
「チミの願いはかなった」
開明獣は届いた小包📦を開けてみた。中には小汚い石のオブジェが入っていた。汚い平仮名で、
「こりを、排尿する時にピーを握るように優しく握って願いを言うとかないまふ」
と、書いてある。差出人を見ると、開明獣01からだった。おもむろに、トンカチ🔨を持ってくると、石を粉々になるまで打ち砕いた。
「代償を要するものは必要ありまぺん」
一仕事終えた開明獣の視線の先には、机の上に置いてある、6つの違った色の石がはまったゴントレットがあった。そのゴントレットを手に装着すると、おもむろに指をパチンと鳴らした。開明獣は決して願いを取り消さない。すると、奇妙な揺れと共に時空が歪んでいった。
どうやら暫く気絶してきたらしい。すると、玄関のチャイムが鳴った。
ぴんぽーん♪
「ちわー、宅急便でっすー」