主演4人が全員とにかくハマり役。世間からのイメージとか、得意なキャラクターとかいった要素を全部引っくるめて、ビターーッ!! と役にマッチしている。
新井浩文に関してはもはやこの手の役が多すぎて、どの映画観てるのか混乱するレベルだけど、やっぱりイイし泣ける。ずるい、うますぎ。
筧美和子は本人役っぽすぎて、ド…ドキュメンタリー? といった邪推を禁じ得ないが(笑)
仲良しかと思えばその直後に思いっきりケンカしてたり、好きな時もあれば、殺したいほど嫌いだったりもする。そんなシーソーみたいな兄弟の関係性がそのままストーリー展開に反映されてて面白い。笑いと泣きの切り替えが絶妙。さすが吉田監督! ちょっと演出過多かなと思ったところもあるけど。
実際に兄弟がいるかいないか、またその関係性によって見方がだいぶ変わってくる映画だと思う。上映後に映画館を出ようとしたら、阿佐ヶ谷姉妹に爆似な双子姉妹がコートを着つつ、互いに頷き合っているのがチラッと見えた。
双子はこの映画を観て何を思うんだろう…?
普通の兄弟とは違うのだろうか。そこそこ気になる。