イホウジン

バッド・ジーニアス 危険な天才たちのイホウジンのレビュー・感想・評価

4.1
アクションと社会問題の表現のバランスが丁度よく、相互に影響し合ってるということがよく分かる。

観る前は、カンニングを巡るアクション映画かなと思っていたが、予想以上にタイの格差社会・学歴至上主義社会を皮肉混じりに描いていて、観客が飽きないよう上手く工夫されているなと感じた。
怒涛のカンニング劇からの静かなラストは、初めは違和感があったが、この映画世界においては「丁度いい」エンディングなのだろうと後になって感じ取れた。

登場人物の心境の変化のタイミングがやや分かりにくかったかも。
イホウジン

イホウジン