真世紀

九州極道戦争の真世紀のレビュー・感想・評価

九州極道戦争(2016年製作の映画)
3.0
最西端の五つの島のやくざたちは初めて大同団結を成し遂げるが、トップに座った男(長澤俊矢)はさらに九州へ攻め込むと意思表示して反発を招いてしまい、理解が得られず、分裂。抗争の末、互いに干渉しない条件で再び五島は二分されてしまう。

そこへ九州から大組織が進出。尖兵を蹴散らしても後から兵隊を次々と送り込むのが得意パターン、その方策に対抗すべく、再びの大同団結を模索する島のやくざたちだが。

最初の大同団結がなされるのは実は開幕早々のアバンタイトル。島ごとのやくざ達の格好、例えば小沢兄弟は漁師の一派で、港で飯を食ってるところに攻め込まれ、漁師姿の小沢仁志が「あちっ」とか言いながら、海産物を焼いてた網ごと、敵の造船所を仕切る奈良坂篤にぶつけたり、小沢和義がビールケースで殴りかかったりと楽しいんだけど、一時の統一後は皆さんスーツ姿でそういう風土の特色が無くなっちゃうのは残念。

あと、個人的には抗争の舞台のロケ地が五島ならぬ東京は湯島から上野の一帯で、なんだか、見覚え有るところがチラチラなのも一興でした。

そして、話は2作目に続く。
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