地球へ

蝶の眠りの地球へのレビュー・感想・評価

蝶の眠り(2017年製作の映画)
4.2
切ない大人のLOVEストーリー

主人公は遺伝性アルツハイマー病を患った50代の女性小説家、そしてお相手は韓国から来た小説家志望の留学生。
彼女は死を迎える前に小説以外の何かをやり遂げたいと考え、大学の講師を引き受けた。そして偶然にも、そのことがキッカケで彼に出会う。
2人の年の差は25~30歳ぐらい。

最初は愛犬の散歩のお手伝い(アルバイト)から始まり、次は書棚の整理、そして小説執筆のお手伝いとして2人の距離は徐々に近づいていきます。

正に典型的な Boy Meets Girl です。

しかしアルツハイマー病は発症してから3年程度で死に至る、また記憶障害等の認知障害が進行する。
こんな状況ではとても恋愛などできないでしょう。

2人の距離が近づくのに比例して、彼女の症状は悪化していく。
そして彼女はある判断を下します。
およそ想像ができるエンディングですが、どのような最後を迎えるのか・・・
ぜひ劇場で見届けて下さい。

因みにこれはハッピーエンドではないかと思いました。


なんと、音楽監督はあの「新垣隆」さんでした。
エンドロールで見つけて驚きましたが、曲と映像がハマっていました。
夜のデート(神楽坂の神社?)だったと思いますが、ピアノ演奏が2人の気持ちを表現しているようで良かった思いました。

そしてミポリンの表情、悲しさや嬉しさがストレートに感じられました。
最後の切ない表情がもうダメでした・・・


人生のエンディングと向き合う切ない大人のLOVEストーリーです。
地球へ

地球へ