じゅーけん

劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-のじゅーけんのレビュー・感想・評価

4.0
テレビシリーズ観ていなくて、後から全部観た上でじっくり観ようかなと思っていたが、友人に誘われ観に行く流れに。

テレビシリーズからの劇場版は、大体が『テレビシリーズの流れの中で出来た人間関係と現在のシチュエーションが前提としての、読み切り版エピソード』ってパターンが多いので、友人からザックリと物語を通しての流れを聞いたくらいの予備知識で鑑賞。

そのザックリ予備知識は、開始直後に過去映像のスライドショー形式で説明されたので、全くの無知でもそれなりに流れを理解しやすく作られていたように思います。

で、案の定、読み切り版の新エピソードの2時間スペシャルといった感じで、普通に救急医療系ドラマとして楽しめました(^.^)

ドラマシリーズの集大成的位置づけの内容らしく、それなりにしっかりとまとめられてはいましたが、率直な感想としては、
「事件起こりすぎだろ…(ーー;)」と。
もちろん、映画という枠が決まった中では、駆け足気味なストーリー展開は仕方ないのかもしれないが、それでもちょっと詰め込み過ぎな感じは否めませんでした(^^;)
どんだけ畳み掛けるんだと(笑)

しかしながら、だからこそ山場がいたるとこに散りばめられていて、感動ポイント満載で、終始泣いていられる構成になっていたように感じます(ToT)

コンプライアンスやリアリティを考えだすと、シラけてしまうようなところもあるかもしれませんが、医療現場を舞台として、命の尊さやそれに真正面から全力で向き合う姿の苦悩や美しさ、関わる人と人との絆をテーマに描かれた「人生賛歌」だとすれば、素直に感動を受け入れて良いのではないでしょうか。

テレビシリーズから観てきた人達にとっては、本当に全てを詰め込んだ怒涛の畳み掛けの、メモリアルなスペシャルドラマだったのでは?と思います^_^