じゅーけん

二ノ国のじゅーけんのレビュー・感想・評価

二ノ国(2019年製作の映画)
3.0
異世界トラベルファンタジー。
大切な人の為、2つの異なる世界を行き来するお話(?)


どっかで聞いたことあるタイトルだなぁと思っていたら、元は人気ロールプレイングゲーム(RPG)だったんですね(^.^)
私もゲーム好きなので、言われてみれば確かに聞いたことあるなと。


この作品の感想を率直に言えば
「残念!(>_<)」
の一言。


世界観や設定自体は悪くないと思います。
しかし、ゲームが元だからなのか、ストーリーが単純な一本道で薄っぺらく感じてしまい、アニメーションもところどころに差し込まれるCGがゲームの「シナリオムービー挿入」という感じに見えて違和感でしかありませんでした。

「ゲームであれば」これで良いんだと思います。
物語の核を探し回ったりする無意味な行動ですら冒険の一部となり、やり終えた後にはその苦労が物語の深みとなっているんでしょうし、ゲームプレイ画面からストーリー展開でのシナリオムービーは一気に物語へ引き込んでくれるのでしょう。

しかしながら、それをアニメ映画にするのであれば、物語と映像で魅せることを考えると、もう少し細かなところまで丁寧に作り込んで欲しかったと思います。

世界観や設定は悪くないと感じただけに、勿体ないなぁと思ってしまいました。



【個人的意見のコーナー】
それにしても、最近は人気俳優さんの声優起用が多くないですか?
下手だというわけではないんですが、俳優さんは声も含めて容姿のイメージがあるので、アニメのキャラや吹き替えにしても意外とわかっちゃうんですよねぇ。
そうなると、キャラクターと声のギャップを感じちゃって、なかなか入り込めなかったりします。

今作では、永野芽郁ちゃんの声とキャラクターが合ってないように感じてしまいました。
永野芽郁ちゃん、嫌いじゃないです。
むしろ、好きな方です(^^)
でも、今作に関しては「ちょっとなぁ…σ(^_^;)」と。

人気俳優さん起用で話題集めて動員数伸ばしたいのもわかりますが、こういう作品ではキャラクターイメージも考慮して欲しいなと思っちゃいます。

あくまでも、個人的意見ですが。