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ジョン・ウィック:パラベラムのFutosiSaitoのレビュー・感想・評価

3.9
 アイディアのてんこ盛り。『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』を地で行く『マトリックス』でのスタントマンだったチャド・スタエルスキ監督とキアヌらが楽しそうにアイディアを出し合っているのが目に浮かぶ。
 今回は馬も犬も使うし、さらにアイディアはパワーアップし盛りだくさんだ。
 洋の東西は違うが、キアヌの体の張りかたも含め、ひと頃のジャッキー・チェン『プロジェクトX』『ポリス・ストーリー』『スパルタンX』を思い出した。現代の「若い頃のジャッキー・チェン」だ。
 ジョン・ウィックはそこに武器(主に銃器)のマニアックな知識も加わるのだからたまらない。
 設定はどうでもいい。ともかくアクションだ。
 インドネシアのシラットもサンボも、もちろん柔道に空手もどんと来い。
 シラットも強いキアヌは、日本のラーメンが岡田准一より好きだし。
 また、今回はハル・ベリーのキャスティングに大丈夫かよと思っていたが、相棒も強力で強かった。何よりも楽しそうなのが良い。
 確実に綾瀬はるかより強い。
 ジョン・ウィックは、海外の仲間として強力ゲストも出演させられるし、今後もネタは尽きず、ヒットし続けるだろう。
 そういうコンテンツという意味でも、強い。
 いよっ、伝統芸!
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