君の笑顔に会いたくての作品情報・感想・評価

君の笑顔に会いたくて2017年製作の映画)

上映日:2017年11月25日

製作国:

上映時間:100分

3.8

あらすじ

親による虐待や子殺し、子どもたちの貧困といじめ、子どもたちを取りまく孤独…まるで子どもたちの未来に赤信号が灯ってしまった様な現代社会…。こんな時代に、それでもひたすらに子どもたちのそばに寄り添い、その健やかな未来を願って活動する一人の女性がいます。 心ならずも犯罪を犯しながらもそこから立ち直り新たな未来を目指して苦悩する子どもたちと向かい合う保護司の姿を描く。

「君の笑顔に会いたくて」に投稿された感想・評価

YANGJA

YANGJAの感想・評価

4.0
大沼先生のファンで、保護司関連の勉強会に参加した後、映画化を知って、試写会に行きました。
保護司の制度を知らない方に、知って貰うにわかりやすい映画だと思います。
少し不満があるとすれば、エンタメにするために結構、抑え気味の描写にされてるなー、って思ったこと。
主人公のモデルになってる実際の大沼先生はもっと破天荒でパワフルで元気120%なイメージな方です。(笑)
ノンフィクションの原作本を読むと、映像作品にしてしまったら逆に胡散臭くなってしまうような、過激な少年少女たちの真実の物語が垣間見ることが出来ます。おススメです。
保護司とは、<犯罪を行った者の改善更生の援助、犯罪予防のための世論の啓発などを使命とする非常勤の国家公務員。社会的信望、職務に対する熱意・時間的余裕があることなどを条件に、法務大臣が委嘱する。任期は2年、再任も可能であるが、給与は支給されない>(「日本大百科全書」より)。この作品の主人公は宮城県名取市で、夫ともにビストロを営みながら、保護司として活動する主婦・松浦香苗(洞口依子)。彼女は、5年前に津波にのまれて死んでしまった息子の勧めで、保護司をつとめていた。

そんな香苗のところに、少年院を出たばかりの啓太を担当してくれないかという依頼がくる。実は啓太は死んだ息子の小学校時代の仲良し。途中で転校して行ったため、その後の消息は途絶えていたのだった。最初は担当することを躊躇った香苗だったが、息子のことも頭をかすめ、啓太をあたたかく迎え入れる。啓太は香苗の食堂で働くことになるのだが、ある事情のため、また昔の悪い仲間と交渉を持ち始めるのだった。

香苗役を演じる洞口依子さんの演技が素晴らしい。かつてのアイドル女優とは思えないほど、役をつくり込み、劇中では終始、メガネをかけている。体型も本来細身であるのだが、それらしく膨らみをもたせてつくっており、真摯で明るい保護司の役を見事に演じている。全国での上映館はそれほど多くはないのだが、自分が出かけた渋谷のユーロスペースでは立ち見でも入れないほどの盛況だった。