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怪怪怪怪物!のslowのネタバレレビュー・内容・結末

怪怪怪怪物!(2017年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

『狼チャイルド』等と同じくサッチェス映画祭で話題になった作品。実はサッチェス出品作品の中でも期待していた本作だったのだけれど…

近年の台湾映画、やっぱり苦手かもしれない。『あの頃、君を追いかけた』(同じ監督だったと後で知りましたよ)もそう。基本的に光量の強い明るい映像が苦手ということもあって、顔を真っ白に飛ばした感じとか、良く言えば爽やか過ぎて見ていられなかった。日本ネタと下ネタは相変わらずマストなようで、台湾ではこれがウケる?主流?なのでしょう。そのノリが本当に合わなくて困った困った。でもこの題材をそんなにPOPに見せられても、と言うのが一番大きかったかも。
せっかく味のある怪物を作り上げておきながら、それを活かしきれていないもったいなさ(人間との対比のためとは言えちょっと人間味が強いかな)。人間の方がよっぽど怪物だ、と言いたいのだろうけれど、それなら主人公を何故変に優しくしたのか。心を鬼にして怪物をいじめ抜く怪物と化した上での、あの我に返るラストと覚悟ならまだ伝わるものもあるのだけれど。カラオケのシーンでもてっきりボコボコにされてそれをラストのフリにするのかと思っていたよ。
総じて、イジメの描写(怪物に対しても)は気分悪いシーンが多く過激。そして、ん?て言う展開が多かった(ラスト助けたのにあの外にいた子も結局巻き込まれたのでは?)。バスのシーンがピークでした。
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