《家族愛！と良い脇役たち》
【プロレス知識皆無だけど】
感動。事実から大きく脚色したシーンがいくつかあるみたいだけど、ダイレクトに心に飛び込んでくるドラマだった。実際にはザ・ロックとデビュー前の交流は無かったらしい。これはこれで「もしも憧れの彼と出会っていたらどう声をかけられたか」っていう夢がある脚色だったんじゃないかな。
【弟】
ドラマ部分はペイジの弟ザックに感情移入。ペイジとは反対に彼の物語は、「頑なに夢を持つ事は時に人を陥れる事にもなる」という影の部分。それに加え、養わなければならない家族など背負ったものがある人物なので、ペイジには無い「どうしても！」と固執する姿勢にも説得力があった。この点をペイジの同期の元モデルと重ねているのも上手いなと思った。
【同期モデル】
モデル仲間が始めは「ミーン・ガールズ」のあいつらか！？と思うほど嫌な奴らに見えた。その後、見かけや経歴で見下していたのはペイジの方だったという展開がかなり良かった。
【エンドクレジット】
最後に本当のペイジ始めファミリーが映るシーンがあるけど、あまりに本作のキャスト陣が似ているので笑ってしまった。気持ち良いキャスティング。
【総括】
笑いあり涙あり。家族愛。努力。いいエンタメ。役者陣も良かった。フローレンス・ピューも最高だけど、なんといっても弟やモデル仲間などの脇役がいいところ突いてきた。
