ビターチョコ

音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!のビターチョコのレビュー・感想・評価

2.0
なんじゃこりゃ?
面白くないので、私にとって悲しい映画だった。

期待して観始めた、いつもの三木聡のふざけた作風を期待して。いつものメンバー(ふせえり、岩松了、森下能幸、松尾スズキ、麻生久美子)の出演は楽しかったが、ストーリー的に盛り上がりに大きく欠けていて、後半はぜんぜん楽しめなかった。

あらすじ
声が壊れたロックスターの男「シン」と、声が小さいストリートミュージシャン「ふうか」が出会った。性格的にも音楽的にも相性最悪の二人だが、なぜか一緒に韓国へ?

シンがふうかに絡んで来て、(弁償で)ギターを無理やりプレゼントするなど、ベクトルはずっと「シン→ふうか」だったが、途中から「ふうか→シン」になる。その理由が判らなかった。50歳のおやじが若い女性につきまとったら、ストーカー案件だろう。

★ではネタバレ進行で。
ラストで「シン」はどうなったのだろう。刑務所でライフルに狙われていたが、あれはやっぱり…されたのだろう。だが逃亡していたわけでもない囚人を狙撃するだろうか(韓国から抗議される内容なんじゃ?)。

調べたら阿部サダヲは49歳で、吉岡里帆は26歳。23歳の年齢差は、ほとんど親子だろう。三木聡は本当にこんな映画が撮りたかったのだろうか。前作『俺俺』が(私には)駄作だったが、今回は監督のオリジナル脚本である。私には、三木聡がわからなくなった(全く知らない人だけど)。

五点満点の中間が2.5点で、それ以下なので「2.0」点を付けたい。もし三木聡監督作じゃなかったら観ない内容の映画だし、もし三木聡監督作じゃなければ最低点を付けたいところだが、毎度の「小ネタ」は面白かったので、それも考慮して「2.0」。

余談
『図鑑』でも韓国関連のことがあるが、三木監督は韓国関係の人なのでろ? (真似して、ふざけてみた)