雨丘もびり

カメラを止めるな!の雨丘もびりのレビュー・感想・評価

カメラを止めるな!(2017年製作の映画)
5.0
ええい星が足らんばい。ぽん!
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★(計35点)

ダサかっけー!(☆。☆)こんなに笑って泣いたことない。
ふらつく足で売店に急ぎパンフ買えた!ソフト出たら買ってしまう。
人生に突き刺して墓場まで持ってく映画だコレ。
(追記:特別版Blu-ray買って見直しまくりよ!)

【following様の鑑賞リストから選んで観てみた】
私、ゾンビ映画ニガテな人で良かったです。
冒頭37分でしっかり冷めたおかげで、中盤以降、からだの芯から熱い笑いが込み上げて、同時に涙がぼろぼろこぼれて、すすり泣いてしまいました。

私のボイラーが再点火したポイント。
凶暴でゴーマンに見えた監督が、実はとってもオトナしぃ人でw、ゾンビ映画なんか好きでも何でもなく、打算まみれで引き受けていたという背景(泣)。
そんな彼が、なんであんなにヒートアップして、出演までしたのか?
その理由があかされるにつれて、もうイタいやらオカシしいやらで最高に笑った!
・・・役にカコつけてあんたw

クライマックスで、重要なピースをはめるのがまさかのアイツ!?ってとこで涙が滂沱。
なんかよくわかんないけど、土壇場での他人のああいう気働き、嬉しくてありがたくて、泣けて泣けて仕方なかった。

【お願い繋がってくれ】
【何なんですか!もうイヤぁ!】
【お母さん帰ってきて】
ものづくりってホント計画倒れする(胃痛)。
空いてる者は上役でも使い、使える感情は何でもふり絞って出す。
タイトでストレスフルで理不尽窮まる現場、諦めと絶望がやけっぱちの希望を産む。そこには正義も悪もない!
「今いる人間で、どうにかこうにかやり遂げるしか無ぇッ」
遊びのフリした祈りがギリ完成させる、誰もみてないD級ゾンビドラマ。
こんなん愛さずにはいられなぁーあい!

あとね、この映画がステキだと思ったところ。
「製作側の大変さを分かれ!」という主張に勘違いされそうな要素をとことん取り除き、「製作側のむちゃな熱意や頑張りって面白い!」というポジティブなエッセンスのみで陽気に撮り切ってる点。
映画サバキが見事な監督さんだね。応援するわ~!

某ラジオの時間に感じた「ピンチ回避ってそーいうことじゃないんだけどなー」感を拭い去って、さらに大感動を齎して下さった。
本作すべての関係者さんに感謝。これからの映画人生に幸多かれ。

【以下、私の思い出話っす】
先日、トラで参加した連ドラのスタッフさんたちを思い出しました。みんな熱くて、グッとくる現場でした。
放送局の意向で、スポンサー未定につき予算組みされないうちから、二・三次受けの映像製作会社が手弁当で撮影開始を強いられる。
予算が確定しても、取り分は局と俳優がほとんど持って行き、現場スタッフに落ちてくるお金は雀の涙。
いくらもらえるかもわからない中、それでも現場は時間短縮と士気維持を最優先に、良い仕事をしたい一心で団結し最善を尽くす。
出来たものは評判悪かったけど、彼らは手を止めないんです。
何よりも、現場がダレたり撮影が停滞することを徹底して避ける。それが一番悪影響だって知っているから。ワガママな俳優が干される理由がわかります。
彼らの働きっぷり、タッチダウンまで持って行く意気込みの凄まじさ、何より熱意と楽しさがヒートしている現場。
折々に思い出して自分を正してます。