冒頭約35分間続く、まるまる1カットのゾンビ映画
これがまるでアマチュア映画のようなひどい映像
不安定で目まぐるしくカメラが動き回るので、劇場の大画面では酔ってしまいそうです。
これにはまいったなあ、なんだこの映画は?
大丈夫なのか?
本当に面白いのか?
ちょっと怒れてくるぐらいのところでゾンビ映画は終了、やっとのことで本編が始まり画面が安定します。
この冒頭を乗り越えられればもう大丈夫
この冒頭の苦行のようなひどいゾンビ映画は、
文字どおりスリルと笑いの怒涛の後半へ重要な伏線になっていました。
いや~笑わせていただきました。
劇場でこれだけ観客が笑って盛り上がった映画は本当にひさしぶり
タイトルこそ「カメラをとめるな!」ですが、
映画作りに限らず、モノづくりに携わる全ての人々に捧げたい素晴らしい内容。爆笑しながらもクライマックスには感動さえしてしまいました。
凄い傑作が出てきたものです。
…娘の子供の頃の写真を見て一人泣く主人公
声をかける奥さん
「今の現場そんなにつらいの?」
この場面 何だか思いっきり心にしみました…