悪魔の毒々クチビル

カメラを止めるな!の悪魔の毒々クチビルのレビュー・感想・評価

カメラを止めるな!(2017年製作の映画)
4.7
乗り遅れたぜこのビッグウェーブに!
もう今では口コミで広がり過ぎて、ビッグウェーブどころかシャークネードばりにあちこちに広まっていますね。
ということで、先日ようやく観てきました。

最近だと「Get Out」や「Better Watch Out」を観たときもそうだったんだけど、ネタバレ厳禁系の映画と聞いていたので敢えて予告編も何も観ずに劇場へ行ってきました。
何ならこの作品に関しては、ここに載ってるあらすじすら知らず「何か面白いゾンビ映画らしいよ」っていう認識しかありませんでした。

前置きが長くなったので、内容の話を。
とは言っても、詳しく誉めようとするとネタバレになってしまうので難しい…
一応具体的な内容には触れないでおきますが、これを読んでいる人でまだ観てないよって方は、こんなどこの馬のクチビルが書いてる文を読むよりも今すぐネットでチケットを買っちゃいましょう。

取り敢えず俺は何かが突出して面白いゾンビ映画だと思って観てたんだけど、ぶっちゃけ最初の30分ちょい辺りで「え?何これ?こっからどうするん?」ってなって、観ていく内に「あぁ、こういう映画か!!」と驚きました。
何よりめちゃくちゃ笑えました。

いやー、これは凄い!
前情報を最低限に抑えて観たのは大正解だったなぁ。
後半殆ど笑いっぱなしでした。
まず好きな点は、前半に感じたいくつかの違和感が伏線として後半完璧に機能していたこと。
偶然が呼ぶ奇跡って、あるんだね。

キャラクター達も、俺はその業界のこととか全然知らないけど、皆妙に生々しくてリアルでした。
あの関西弁のおばちゃん、特に個性的で尚且つ親しみもあって良かったでぇ。

あと、単純に笑える作品ってだけでなく、製作側の映画作りに対する愛情が凄く伝わってきて素晴らしかった。
加えて主人公のおじさんの奮闘具合も…何と言うか、凄い彼の苦労か伝わってきてね、グッとくるものがあった訳で。
なので凄く笑えるんだけど、同時にちょっとウルッと来てしまう不思議な感情を覚えました。


観に行こうと思ったら席が満席orほぼ満席だったり、別日に行こうとしたら台風来ちゃったりと中々劇場まで足を運べなかったけど、こうして観られて本当に良かったです。友達誘ってもう一回くらい観に行きたい。

長い内容の割にはあんま大したこと書いてない気がするけど、よろしくで~す。