Bluegene

カメラを止めるな!のBluegeneのネタバレレビュー・内容・結末

カメラを止めるな!(2017年製作の映画)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

ゾンビが出る、という以外なんの予備知識もなく見にきました。

『ゾンビ映画の撮影クルーの話なのね…撮影してたらホンモノの🧟‍♂️に襲われる系?おおおおやっぱりそうか!ゾンビに襲われてもカメラを止めるな!って叫ぶ熱血監督の話なんだなw しかしB級というよりC級ですなこのノリは。屋上に血を撒いて悪霊を呼んだのだね!映画のために!ちょw 腕ポイwww ゾンビよわいw …カントク、この廃墟のいわれを語り始める。あれタコおじさんどこへ。どういう伏線。カントク説明途中…おいおいカントクすごいカメラ目線www …怪我なし確認は続く…ゾンビキター!生首w首でフットサル wwwコメディ路線なのかこれ。車に逃げても鍵がないw 王道 www …カメラ落ちたよ?落ちたまま?あ拾った。ずっと手持ちだしブレアウィッチ路線なのか。…ヒロイン逃げる!逃げる!なぜ怖そうな地下道に逃げる!まあ王道ですけど!カレシが助ける!いったん安全圏へ…ヒロイン噛まれた?これは助けるために切断系?😰 ああっとメイクさんが逆上!また逃げるヒロイン!ゾンビよっわwww 今度は屋上へ逃げる!なんかずーっと悲鳴をあげるヒロインを映してるw そして唐突にカレシに殺されるメイクさん!なんだこの雑な演出 www 🧟‍♀️化を恐れ逃げるヒロイン。あれカレシ墜落死じゃね?そして五芒星の描かれた小屋へ…いやこんな怪しいとこに逃げ込まないだろフツーw 隠れるヒロイン。噛まれたと思った傷は血糊ついてただけかよ!そこに謎の汚い脚…これが蘇った悪霊なのかw しかも気づかずに出てくしwww いやヒロインもそんなノコノコ出てくなよ。「こんなところに斧が」ってなんなんだその説明セリフはw そして屋上に死んだと思ったカレシが!しかしやはり🧟‍♂️になっていた…噛まれなくても死ねばゾンビ化する系なのか。ついに最初の劇中劇の再現。おどり出るカントク!いや待ってオノ刺さったメイクさんが突然の復活!すぐに片付けられる!なんなのだこの支離滅裂な展開は!盛り上がる音楽!いったん休み。盛り上がる→休む。演出ショボw おおっヒロインが🧟‍♂️カレシを殪す!台本と違うと怒るカントク!カントクやられる!血がブシャー!仁王立ちするヒロイン、カメラが上へ上へとズームアウト…そして屋上に描かれた五芒星が明らかになる。ヒロインは悪霊に取り憑かれてしまったのだ…そしてクレジット。え?クレジット?あ、ここまでが劇中劇?』

すごいB級ゾンビ映画なのになんであんなに話題になったんだろうと首をひねってたよ!

ここで物語は一ヶ月前に遡り、生中継30分ゾンビドラマの企画が持ち込まれるところからやーっと本題が始まるのだったw

監督が企画を引き受ける経緯が描かれるまでに彼の家族もさらりと紹介される。出演者たちもひと癖もふた癖もありそう。しかもカントク役は監督だったしメイクさんは奥さんだよね?これは何事か起きそうな?

ついに迎えた放送日、撮影クルーを襲うのはゾンビの群れではなく続出するハプニングだった!

そして↑でツッコミまくってたおかしな展開、ほとんど生中継中のハプニングだったことがわかるのだw NG集がずーっと続いてるみたいなもん、もう爆笑に次ぐ爆笑。 隣の人、手を叩いて笑ってたw

もうね、アル中の役者が「緊張して飲んじまって台無しにした」て話したとこでわかるよね。放送直前に呑むなって。あと「軟水じゃないとお腹こわすんですよ」てタコさんもぜったいトイレ問題起こすなとか。でもあれほどとはw いやほんと最高のコメディだった。

「バックステージもの」と言われるジャンルには、コメディもあればシリアスドラマも、ミュージカルもある。全てに共通しているのはそこで作られる作品ー舞台なり、ボードヴィルなり、映画なりーへの深い愛情だ。この『カメラを止めるな!』もまた、バックステージものの伝統にのっとった愛情あふれる素晴らしい作品だった。ラストの人間ピラミッド、笑いのほかにも込み上げてくるものがあった。

しかし興行成績すごいのに仕組み的には監督には配分されないのだそう。制作会社さんボーナスぽんと出してあげてくださいよ…金の卵を産んでくれる雌鶏を絞めて食べるようなことはやめましょうよ。
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