山椒

1922の山椒のネタバレレビュー・内容・結末

1922(2017年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

鬱不条理ネズミ映画
齧歯類をペットで飼ってる人は
見るのやめた方が良さそう

土地の問題で妻を殺してしまう
ふとした殺意って
人生でどこかで感じる人も
いると思うんですよね
それをふとしたはずみで
行動にうつしてしまった
男たちのお話

実際の殺人事件でもよくある
くだらない夫婦喧嘩の末に
カッとなって殺した、のあとで
とんでもない後悔に苛まれたり
死人の幻覚を見続けたりすることが
あるようでなんだかリアリティのある
映画に感じてしまった

お金がないことで
仕方なく2人の生活のために
強盗してしまい
銃殺されてしまうことも
発展途上国の事件でよく見る

日本の平和な環境で生まれ育った
人間には理解しがたい作品に
感じるが世界規模で見ると
いつだってこういう危険性が
孕んでいたりするので考えさせられる

田舎の警察の取り締まりが
甘かったりも未だにある

気が動転して井戸に落とし
井戸を埋めるのも
はちゃめちゃな行動心理だけど
人を殺した後の気持ちなんて
わからないのであり得る気もしてしまう

自分の心理トラウマが
ネズミという具現化された
生き物で自分を追い詰めていく様と
最後のセリフがやけに重い
山椒

山椒