たま

ドント・ウォーリーのたまのレビュー・感想・評価

ドント・ウォーリー(2018年製作の映画)
3.5
〝暴走車椅子〟に乗るホアキン。
実在の風刺漫画家でアルコール依存症のジョン・キャラハン。

パーティでこれでもかと酒を煽り、泥酔したホアキン演じるジョン。
パーティで知り合った、やはり酩酊状態の男の運転する車に乗り事故に遭い、胸から下は不随になってしまう。

これで懲りて酒を断つ訳ではない。人生が一変しても中身は一緒、車椅子を暴走させる。

アルコール依存症とは、ただただ酒を抜けば良いというものでは無さそうだ。
根本となる心の中のモヤを払わなければ元の木阿弥。
ジョンは自分を捨てた母や周りの人間を赦し、そして自分を赦し再生しようとする。

不自由な手で描く〝一コマ漫画〟ゆるいキャラと毒のあるユーモアのミスマッチがいい。

いつものホアキンほど、ブチ切れたりしないけど、車椅子はぶっ飛んでたわ。

それにしても…断酒会の主催者がジョナ・ヒルだったって事に気付かなかったのがショックで…
たま

たま