記念すべき初モンゴル映画。
知られざるモンゴル、遊牧民というイメージから抜け出せない自分を反省する。ウランバートル、そこは日本と何ら変わらない世界だった。
オフビートな映画と形容されているように、確かに掴みどころがない.
何が言いたいのか、どこへ向かうのか、全く不思議すぎる。
きっかけは“バナナ”
地味な女子大生サロール。
親の勧めで原子工学を専攻しているという。いかにも無気力、無感動、無頓着そうに見える。
そんなサロールが、アダルトショップでアルバイトをする事になる。
店のオーナーの中年女性カティアが不思議な魔力を放ち、サロールに地味に浸透していく。
いやもしかしたら、サロールの方がカティアを導いているのかもしれない。
2人の関係性が興味をそそる。
見終わってみれば、サロールが自分の生き方を見出していくストーリーなのだと分かるのだけど、見ている途中はなんだか分からないものを見せられているという感覚に陥る.
それがこの映画の魅力なんだな。