人生には、どれだけ分岐点があるんだろう。もしかしたら、今日もそのひとつかもしれない…
ピアニストを目指す女性ジュリアの、偶然と選択の中で、幾つもにも分岐した人生を描く。
たった一度の人生、別の選択をした人生と比べることも出来なければ、人生をやり直すことも出来ない。
だからこそ、この映画に興味がそそられる。
パスポートを落とした…
出会いがあった…
コンクールで優勝した…
交通事故にあった…
4つの人生が交差する映画なので、少し混乱もするけれど、そこは分かりやすく描かれている。
ジュリアのどの人生も、いい事ばかりじゃない。
ずっと順風満帆な人なんて、そんなにもいないんだなぁと感じる。人生はやはり山あり谷ありなんだなと。
そして、どの人生も落ち着くところに落ち着く。
結局、私たちにできることは、今を一生懸命生きるってことかな。