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レイニーデイ・イン・ニューヨークのchunkymonkeyのネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

監督であるウディ・アレンを模した主人公が見た目重視からより自分の心に合った彼女に乗り換える、この構図は2011年のヒット作「ミッドナイトインパリ」に酷似するが、同作のファンタジー要素や小ネタ連発ゴチャゴチャ感は控えて、すっきりおしゃれにまとまった小気味よいコメデイ。
主演はティモシー・シャラメ、セレーナ・ゴメスと80代の監督の作品とはとても思えないキラキラなキャスティング(笑)。残念ながら豪華俳優陣の演技は酷評されているようですが、個人的にはぎこちなさを含めてコメディとして全然アリだと思った。特に好きなシーンは、美術館デート、チャンの豪邸での弾き語り、ラストの時計台での待ち合わせ。
おしゃれな音楽を背景に過度に美化して切り取られたニューヨークの街(実際のニューヨークは工事だらけで道もきたないしロマンチックとは言い難いですよね...)、適度にふざけたコミカルさ、完全にツボでよかったです。
ストーリーを楽しむというよりは、とにかくウディ・アレンの作り出す世界観にどっぷり浸ることに集中したい。
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