Baad

あなたを夢みてのBaadのレビュー・感想・評価

あなたを夢みて(2012年製作の映画)
4.8
インド映画295本目はボリウッド随一の演技派女優ラーニー・ムケルジー主演のロマコメ。

インドではあまりヒットしなかったのに、なぜかTime Out Londonのインドの映画批評家が選んだボリウッド映画トップ100の真ん中あたりに堂々と入っていたので数年前から話題になっている映画です。
(このトップ100、ボリウッド映画に関しては知る限り一番信頼が置けそうなリストです。2016年ぐらいまでのボリウッド映画が中心。)

登場人物が変人揃いなのがなにですが、見ると癖になって、私は3回は見ているかな?
登場人物にアクがありすぎるのは、多分マラーティー映画の特徴かと思います。

主人公は妄想少女だけれど、妄想を実現するためにちゃんと努力しているのが地道でいいですよね。ちゃんと資格を身につけて、美大の事務で入って、ストーキングしている男性の話すタミル語まで学んでる。やりすぎの感もありますが、腕力はなさそうなので、あんまり怖くはない(苦笑)。

ところで、ラーニー・ムケルジー、トップ女優なのに日本語字幕ついている映画少ないですね。この映画もダンスも演技もトップの女優が女優に憧れる妄想少女を演じている面白さがあるのですが、その辺伝わりにくいかも。

日本ではこの映画で最初にラーニーさんを知る人が多いとするとちょっと残念な気もします。
Baad

Baad