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アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニングのsomaddesignのレビュー・感想・評価

2.9
予告編が全て

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エイミー・シューマーはNetflixで漫談を見てたお陰で馴染み深い。
日本だと接する機会が少ないけど、ごっつい人気のコメディアンなんだとか。 
んで、自身の体型の自虐ネタや、えげつない下ネタが武器になってるイメージ。


基本的に「愛しのローズマリー」みたいな、人の出自や見た目を気にせず生きようって応援映画で好感もてたんだけど……
映画のメッセージと劇中のギャグが矛盾してるようで笑いにくかった。
「見た目なんて気にしなくていい」って言いながら、一方で「その見た目で受付嬢やモデル志望って正気!?ww」ってデブサイク(とされる姿形)を笑う。同じ口でよく言うなと思ってしまった。

ミシェル・ウィリアムズのバカっぽいキャラや変声芸がさすが!
ペラペラな役柄になりそうな人物像なのに、巨大事業を継がなくてはいけない重圧や葛藤・苦悩が透けて見える立体感も出してて、一番マンガっぽいキャラなのに、一番人間味のあるキャラにしちゃっててスゲエ

終盤の強引な回収だったり、何度も同じようなギャグを見せられるし、先の展開もずっと予想を越えない既視感だったり。ラブコメジャンル映画にしてもベタベタ。

5点中3点満点のジャンル映画にしても、ちょっとどうかと思う出来だったのでこの評価。予告編が面白くて、知らず知らずにハードル上げすぎちゃったのかも。



※トム・ハンクスの「BIG」だったり「ブレイブ・ハート」ら映画小ネタが多いのは嬉しかった😆

103本目
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