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プーと大人になった僕のFARGOのレビュー・感想・評価

プーと大人になった僕(2018年製作の映画)
4.1
【プーさんと、大人になったクリストファー・ロビンのロンドンでの奇跡の再会と、そこからはじまる新たな冒険を描く】

『パディントン2』、『ブリグズビー・ベア』などクマに所縁のある作品が事ごく名作となる2018年
下半期、満を持して登場した本命『プーと大人になった僕』
公開日初日とはなりませんでしたが、地元の映画館でウォッチして参りました👍

【何もしない事】

誰もが知る「くまのプーさん」
映画化の話を初めて聞いた時、「流石にこれは厳しいんじゃないか…」と告知されたぬいぐるみの姿のプーさんを見てそう思ったのは私だけではないはず
しかし、良い意味で期待を裏切ってくれましたよ😎

冒頭、幼少期の童話的な見せ方や腰の低いカメラワーク、プーさんと仲間たちの掛け合いや絶妙な毛並み表現が素晴らしい👏
ページが進み大人のパートへ入ると、戦争描写や慌ただしい人の姿、すっかり変わってしまった彼の様子を徐々に減るプーさんの描写で表していたりする
映画的な語り口の上手さに度々唸らされました😌

100エーカーの森を舞台にした冒険譚やロンドン街でのスリリングなアクション
劇場内が温かい笑い声で包まれていたのはやはり可愛らしいプーさんと仲間達の間の抜けた会話や奇想天外な行動があってこそ❗️
でもやっぱり一番可愛かったのはユアン・マクレガーですね😊(最推し)
ロン・ドンでプーを見つけた時のテンパる表情、川に飛び込んで足が着いた時の笑顔やラストの赤いベスト姿まで全てが可愛い
ユアンの映画と言っても過言ではないほどキラキラに輝いてました👏

大人になり考え方が変わったとしても、自分自身の本質は変わる事は無い。
「シワは増えたけど、君は昔のままだよ」と頬を撫でながら語るプーさんは幼少期の私達を具現化した様な存在に思えました😊

「何もしない事が最高の”何か”に繋がる」

昨日、今日がまだ明日だった時、それは手の届かないものだと思っていた。
それでもやっぱり日は巡り、何もしなくとも新しい朝は必ずやってくる
南は知らない。北へ進もう。
迷わぬ様にコンパスを頼りに。

100エーカーの森の仲間達にそっと背中を押された気持ちになりました😊

【息の詰まる現代社会には常識をひっくり返す様なアイディアが必要】

2018年クマ映画の年は伊達じゃなかった❗️
ハンカチ必須と注意されたが全然足りない❗️バスタオルをもって劇場へ😭

まだ観てない方は是非劇場でプーさんと愉快な仲間達、そしてユアンの天使の様な笑顔に癒されて下さい🙇‍♂️
良い映画体験でした👍
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