こもり

ある少年の告白のこもりのネタバレレビュー・内容・結末

ある少年の告白(2018年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

牧師の父に強要され、ジャレッド(18)(ルーカス・ヘッジズ)はLGBTQ矯正プログラムに参加するが!?なつらつらドラマ 自叙伝原作(ガラルド・コンリー『Boy Erased: A Memoir』)
・一に相談二に相談だった主体性0の母が息子を想い行動が変化していくのに対し父は変わらず息子を否定し続ける、父が性的指向を治そうとする理由は"仲間(男性陣)と共有する生き方"に反するからで信仰心のためではない、など想像していた内容とはすこしテイストが違った
・大学の寮でレイプされたと親に言ったら全く取り合えってもらえないどころかLGBTQ矯正プログラムに参加させられ更には人格をガンガン否定されるはめになる18歳、可哀想すぎる...
・お母さんに救出され"矯正"から脱出したジャレッド、脱出できず自殺したアメフトマン、脱出できず演技を続けるサバイバーたち(サイクスなど)はみな、LGBTQは矯正できる、矯正するべきだと考える人が生み出した被害者なんだな...
・ドラマ クリミナルマインドにそういう回があったので、アメリカにはゲイの治療施設なるものが存在すると知ってはいたが、矯正治療が州の公認を得ていること、多数の施設が今もなお存在していることなどは知らなかった... 改めて衝撃を受けた...
・いいとこ
音楽(不安定な心境を表現してるような不穏なピアノ)、ゼイヴィア役のセオドア・ペルラン(独特の雰囲気があって神々しい🙏)、原題
画面暗い ハイネケン🍺 🚗🖋 レイプ(男→男) 嘘の椅子 ジャレッド父(ラッセル・クロウ) ジャレッド母(ニコール・キッドマン) 裏主人公サイクス(ジョエル・エジャトン)
"映画の完成時36州が未成年の矯正治療を認可し、LGBTQの米国人70万人が矯正治療の影響を受けている"