いやあーー楽しませてもらいました、いろんな意味で！
語ります。語らせていただきます。
最後にコナンを映画館で観たのは14年前の「銀翼の奇術師」。当時、なんだこのクソ映画はと思って(すみません)それ以来コナンとわたしの接点はなくなりました。
時は過ぎ1年ほど前。USJで開催しているリアル脱出ゲーム×名探偵コナンに参加したときのこと。キャラクターに扮した俳優さんたちが、臨場感のあるストーリーを目の前で繰り広げてくれます。
そんな中、服部平次が決めゼリフを発する度に沸き起こる黄色い歓声。それも1人、2人ではなく。ん？俳優さんのファンかな？そして最後、映画の宣伝も兼ねているので予告編が流れる。しょっぱなから平次のどアップ。先ほどよりも大きな歓声が！！！
えーーーー、名探偵コナンのキャラクターって、こんな、うら若き女性達からキャーキャー言われるような存在だったっけ？子供向けアニメじゃないの？？？戸惑いはMAXに。そういえば、いたるところでコラボしてるよなあ、、、
もしかすると、名探偵コナンに対するわたしの認識は大きく誤っているのかもしれない。この日本で、今いったい何が起きているのか…それを確かめるため、映画一作目から見返し始めたところから、コナンライフがスタートしたのでした。
そして現在、映画は見終わり、アニメの1話から800話あたり(後半はとばしとばし)まで見ましたが…
結論から言うとコナン、おもしろいです！
というかもう、おもしろいとかいう次元は超えて、様式美というんでしょうか、ドラえもんとか水戸黄門みたいな、つっこみどころとかはいろいろ置いといてもうこうなのよ、コナンは、と思えるところまできました。
作品の中では半年ほどしか経ってないらしいとはいえ、20年以上続いているのでキャラクターはすごい増えてるし、それぞれの人間関係や黒の組織との諍いも少しずつ進展してます。その20年分の厚はある種の洗脳だと思います。それなしに過去のわたしのように「やってるから」「話題だから」という思いつきの理由で映画を観ても、ひとつの作品としては100％楽しめないんじゃないかと、個人的には思います。
さて、今回の映画ですが、つっこみながら楽しむことができました。自分が理解力が乏しいとはいえ内容けっこう難しいと感じたのですがお子様はわかるのかな？もはやそこはターゲットじゃないのかな。
【いろいろ思ったこと】
・ドローンが出たりすると時代を感じます。
・いつも思うけど小学1年生に言うことちゃうやろ、、、てことを話す大人たち。前まではちゃんと体裁を整えてたけど最近はそれもない。
・スケボーで車と並走するコナン、博士の技術力もさることながら、いっしょに行くなら乗せたれよ
・博士と哀ちゃんってほんとに何者なんだろう。やってることはNASAレベルですよね
・いつもは蘭ちゃんの空手炸裂シーンがある気がするけど今回はなかったな。
・さらりと明らかになる、ラムの正体に関する情報。
・コストコ出てたよね？
・「IOTテロ」って、言いたいだけやん！
・犯人の動機はふつうなのにやってることが壮大すぎて少し落差が大きかった。
・壮大だけど、いつもどおりサッカーボールで解決しようとする姿勢がぶれないなーと思えてなんか良かった。
・コナンの世界にはいったいいくつのタワーやらカジノやらがあるんだろう、といつも思う。と言ったら、その度に破壊されてるからほとんどないでしょ、と友達に言われました。
安室さん…彼のファンにはたまらない映画だろうな、、、でもどうにも、こいつほんとズルいよなーいろいろ、と思えてしまってね、、、コナンとの関係性も含め。そのセリフ言わせたいだけでしょ！ていうあざといのもあったり。赤井さんとかもですけど、完璧すぎません？キャラとして。人気なのもすごい納得できます。
でもわたしは、小五郎おじさんが好きです。コナンだと全体的に年配の方々が好きです。
なので今回の映画では、活躍は少なかったけど家族ぐるみでたくさん出ててうれしかったし、小五郎さんが巻き込まれたことにもちゃんと理由があったのが良かったです。
若い人だと、千葉刑事が好きです。
だから来年の予告は正直「君じゃない…」感が少なからずあったけど(すみません)、コナンには人気キャラがほんとたくさんてすごいなあと改めて思いました。
映画も良いけど、ふだんの1話完結でぱっと終わるのとか、たまにハードボイルドな感じを入れてくるのとか、犯人のよくわからん動機とか、そういう方が自分は好きかもなーと気づきました。スケボーアクションとかすごすぎてわけわからんことになってるし、、、。でも1年に1回、お祭り感覚で楽しめるのはとてもうれしいです。
コナンの造詣が深まってから気が付いたのですが、コナンの話をすればだいたいの人に話が通じる上に一定レベルで盛り上がれてすごく便利。
