たりほssk

アンダルシアの犬のたりほsskのレビュー・感想・評価

アンダルシアの犬(1928年製作の映画)
4.4
シュールレアリズム…。抽象的な概念を具体的に映像化して見せるということ自体が驚くべきことに思え、17分間圧倒され続けました。

現実を超えるもの、あり得ないものを表すためには、逆に何が現実的で普通なのかを熟知しているということであって、現実に対する人の意識、さらには無意識について深く理解していなければできないことなのではないかと思います。「現実」とは「普通」とは「常識」とは何なのか、と深い問題を投げかけらている気持ちです。

この作品から感じる居心地の悪さ、恐怖、不安、緊張、不快、不可解……実はそういうところから新しいものが生まれるのかもしれません。
とはいえ冒頭の「眼球」は直視できませんでした……。
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