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交渉人のharuのレビュー・感想・評価

交渉人(1998年製作の映画)
3.5
撃てません…!!

ダニー・ローマンは、交渉人として多くの人質を救ってきた優秀ポリス。ところが警察内部の不正に気づいた親友が殺され、その罪を被らされる。真実を明らかにしようと、人質をとって立て籠るダニー。彼が交渉人として指名したのは、クリス・セイビアン。…ぇ誰?

と、本編開始30分以上経ってから、やっと登場するセイビアンことケヴィン・スペイシー。本人も突然の指名の理由がわからず、ダニーに何度も聞いてましたが、そこは「ケヴィン・スペイシーだから」で済む話ですよ!
ということで、先日好きな映画に本作を挙げる人が2名もいたので鑑賞。たぶんこれ見たような気がするなとは思ってましたが、よく覚えていなくて。しかしケヴィン・スペイシーの登場で全部思い出しました。さすがの存在感!とは言え、残念ながら彼の見せ場は、ラストを除きほとんどありません。隊長と署長に何度も邪魔されるからです。
特に冒頭からダニーのことが嫌いなベック隊長。やたらダニーを殺そうとしたり、すべて結論が「突入」だったり、最後の掌返しが華麗すぎたり、とにかくベック隊長から目が離せない。「悪役と言えばデヴィッド・モース」だったもんな。パラーモが「撃てません!」という名シーンでさえ、「早く撃て!」「今すぐ撃て!」「てか何でも良いから撃て!」と、なぜか必死にダニーを殺そうとする。逆に理由が気になります。
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