公開時に気にはなっていたのですが見逃し、TV版放送に同期してレンタル開始されたのでDVDレンタルにて見ました。
TV版も見てますが、TV版はこの映画版の続編/後日譚の2つのストーリー（前+後編x2つで全4話）になっています。監督も同じです。
監督は、TSUTAYA主催のコンペで Filmarks賞を受賞したそうで、その関係からここFilmarksでは注目作品なようです。
オープニングの女性どこかで見たなって思ってたら、元AKBの光宗薫でした。そのうち田口トモロヲも出演してきたので、その関係かと思いました（映画「ピースオブケイク」ね）。
TV版の2つめのお話では元乃木坂の生駒里奈も出てるけど偶然かな。
さて、アイデア/設定自体はよくある話（幽霊譚）ではあるのですが、うまく2時間枠の映画ストーリーにまとめあげてると思います。まだ頭の中で考えてる段階の演出/脚本に見えてしまう部分も多々あるのですが、そういった未熟な部分も含めて楽しく見ることが出来ました。
映画版でも主に2種類のエピソードで構成されており、それを通して主人公（池田エライザ）達の過去のエピソードの真意が最後に語られていくストーリーになっています。
終盤の母親との再会シーンはそうくるんだ！と思って、旨いなと思いました。
この映画の見所は、主演の池田エライザにあるでしょう。ほとんどドラマチックではない淡々としたこのストーリーを旨く演じることが出来ていると思います。
見てくれがカワイイとか言うよりも、育ちの不幸からある意味、自滅少女になってしまった主人公を思わず応援したくなっちゃう作品になっていると思います。
池田エライザでこの映画を評価した方なら、続編のTV版も見る価値はあると思います。
(2018/11 レンタルDVDにて)
