地球へ

高崎グラフィティ。の地球へのレビュー・感想・評価

高崎グラフィティ。(2018年製作の映画)
4.1
高校を卒業する5人の幼馴染の夢と不安を描いた「旅立ち」の映画

高校卒業式の当日、進学するもしくは就職する等々、それぞれが夢を持ち同時に不安も待っている。
そんな卒業生の5人、幼馴染の5人はある事をキッカケに行動を共にする。

最初は行きがかり上、そして卒業式を終えたハイテンションのまま行動を共にしたが、徐々に気持ちが乖離していき本音が距離感を生む。
はたして5人はどうなるのか・・・

高校生活は本音ではなく、自然体ではなく、それぞれが着飾った幻の自分を演じているのかもしれません。
そんな砂浜の「砂の城」のような世界から、旅立つ(高校卒業)ことはできてもどこに行けば良いのか、そんな世界を彷徨する時が「青春」なのかもしれません。

誰もが経験した「あの時間」を懐かしく、そして楽しめる映画でした。
そして、自分はあの時何を考え、どのように行動したのか、思い出しながら観ていただきたいと思います・

そして、ジョージ・ルーカス監督の「アメリカン・グラフィティ」にも相通ずる作品だと思いました。


監督&出演者のトークショー付き試写会にて鑑賞。
川島監督のオチャメな一面と、試写会を観終わった観客にお礼を述べて見送る貴重な面にも接することができて大満足でした。
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