このレビューはネタバレを含みます
主人公と暗躍する敵、共々を死なせても尚
成立させ
こんな葛藤の変化の付け方があったか、と...
プレビューで流れてきた時から感じた
誘拐された兄が兄ではない誰かにすり替わっていたら?とキャッチーで不穏な空気感から
主人公の周りを虚像で塗り固められ
その虚像が現へと紡ぎ出していくにつれて
記憶が鮮明に、黒々と引きずりだされていく
兄が兄ではなくなり
家族が家族ではなくなり
今が現在(いま)ではなくなっていく--
ラストはラストで、、ほんと憎すぎる演出。
誰もが物悲しくなって
引き返してほしくなる、引き止めたくなる。
韓国作品たちを観れば観るほど
その探究心には恐れ多くなるばかりです。