狭須があこ

セイントの狭須があこのレビュー・感想・評価

セイント(1997年製作の映画)
3.3
「お兄ちゃんが好きで7、8回くらい見てる映画だっていうから買ったんだけど、まだ見てないから一緒に見よう」
って言いながら友達が持ってきたので一緒に見ました。

いやァ

まず主人公のヴァルキルマー、この人スゴイいろんな俳優に見える瞬間があって、見ながら二人の間で出た名前を全部あげると、
カートラッセル、ジョントラボルタ、ブラッドピット、ケヴィンコスナー、ガイピアース、アレクサンダースカルスガルド。
しかも全部の特徴を混ぜた結果イケメン成分が消えている

基本的に変装すればバレるし、逃げれば捕まるし、戦えば負けるし、その体たらくでなぜそこまで終始カッコつけられるのか謎
ヒロインはまだやってもない実験の成功を確信してるけどめっちゃ可愛い小保方さんで、一体彼のどこに惚れる要素があったのかもまるっきり謎

独り言が多すぎ。変装のクオリティも低すぎ。
ちょこざいな手法で猫だまししてる時だけちょっと優位に立つんだけど、それ以外何もしてなくてこんなスパイおるか!?
最後のシーンなんかもう、お前なんで自分から喋ったの?
きみ一体何ならできるの?

あまりの荒唐無稽っぷりに二人で笑い転げながら見たけど、見終わったあと友達が真顔に戻って
「があちゃんありがとう。二人じゃなかったら途中でやめてた。もうお兄ちゃんの好みは信用しないわ」って言ってました。
まぁ映画って、友達と二人で見ると楽しめたりとかあるよね。
私もキャッキャ言いながら見るの楽しかった。
見終わったあと、彼女はこのDVDをそっと私の本棚にしまって、帰っていきました。

ちょっと待っ…いらん!!!!!
狭須があこ

狭須があこ