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名探偵ピカチュウのMISSATTOのレビュー・感想・評価

名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)
3.5
子どもはもちろん、大人も見れるとてもバランスの良い映画という印象でした。

前提として、私はポケGOをARへの興味でやったことあるくらいで、アニメも見たことがなく、ゆるキャラ含めて2〜3頭身で目が大きくて甲高い声がデフォルトになってることが多い日本特有のキャラクターが苦手で、ディズニー含めて世界中の着ぐるみという着ぐるみも悪寒走るほど超絶苦手で…ライアン・レイノルズがピカチュウの声をやるということと、予告映像の感じが「映画として意外に見れそうな気がする」という勘だけで見てきました。

結果、ポケモンたちがちゃんと現実世界に存在していそうな、リアルな質感をしていて、割とすぐに違和感なくストーリーに入っていけました。
モーションキャプチャーによってピカチュウの表情に俳優の豊かな演技が反映されていたのが、違和感を受けなかったことの大きな要因であることは間違いないと思います。(目がやたらデカすぎるのが最後まで引っ掛かったけど、日本発のキャラクターが元になってるからそこは仕方ないと思って目を背けた…)

そして、なによりも主人公が(日本人の私から見ても高校生か大学生くらいか?と最初思ったくらい)見た目若いけど、成人してて社会人として働いている設定だったのが、ストーリー上も説得力があって良かったです。

ただ、渡辺謙氏はもっと活躍の場面あるのかな、と期待してたところもあったので、その点では正直残念。

2回以上見たくなる映画ではないけど、ピカチュウの声があの「ピカピカ」言ってる甲高い声ではなく、ライアン・レイノルズくらいの低い(日本の予告曰く”おっさんの声”)であれば2作目出たら見ても良いかも、とは思いました。
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