思春期の頃にこういう映画が見たかった!!!!!
と映画館を出たので、まさかこれがR18＋の映画だとは思わなかった……年齢制限を気にせずに映画作品を選ぶようになって久しいから、鑑賞後に知って年齢制限の設定にすごくショックを受けている。
たしかにセックスシーンは多いが、セックスにおいて（そしてあらゆる場面において）自分の身体と思考と感情のバランスで何が起きるかを知り、自分を何よりも優先して選択していくことの大切さを、経験や思考力が未熟な女性側の成長に重点をおいて、これほどまでに描いた映画が今までにあっただろうか？
しかも完璧なリアルファンタジーの世界観で。
最後の最後、エンドクレジットの最後までヨルゴス・ランティモス監督が作り出した世界に浸ることができた。
まさに総合芸術。
映画館でみるべき映画。
せめて、R15+ だろう。高校生は大人なしで映画館で見れた方がいい。
もしかすると…学校でまともな性教育が望めなさそうな今の日本ならR12＋が妥当かもしれない……
