エンドクレジットが出てきた途端、『お見事』と溜息が出ちゃいました。
脚本/映像/演出/演技/音がズレなく合わさって、あらゆるタイプの人間を描き出す映画らしい映画だった。
弁護士なども含めて当事者全ての視点に寄り添える瞬間があれど、どこか観察者目線で見るしかない感じ。
そんな中、裁判を傍聴する人々を映し出したシーンでドキッとした。あー私今、人に降りかかった物語をこんな顔で見てるんだ、と鏡を見せられた感じ。
オチを知った今、もう一度ゆっくり見たい。
はぁ〜面白かった♪
蛇足:最近のフランス法廷を第三者目線で見ていく作品としては「サントメール」の方が、事件の中身が濃く、見てる時の消耗度と鑑賞後の余韻が深かった…「落下の解剖学」が物足りなかった方は是非。お勧め。